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ツカレナオース!【ど素人パラオ旅行記:1】

  • 執筆者の写真: Hiroki Okuyama
    Hiroki Okuyama
  • 2019年8月1日
  • 読了時間: 4分

アリー!

夏休みの宿題は始めの方で終わらせてた?それとも最終日ギリギリに終わらせてた?なんて毎年恒例の話題に花を咲かせている最中に失礼します。奥山です。



さて、関西国際空港からスタートです。いつも成田を利用しているので、関空は初めて来ました。この国際空港、なんとあの1994年にできたそうです。1994年といえば、もちろんみなさんご存知だとは思いますが奥山爆誕の年ですね。なんだかご縁を感じます。

韓国の仁川(インチョン)空港で乗り換えミスをしそうになるという地味にデンジャラスな展開を乗り越え、飛行機に揺られること約5時間、舞台はパラオへ。

さっそくなんですが、パラオ空港からいきなり洗礼を受けました。飛行機から降りて待っていたのは恒例の荷物検査。他所から変なものを持ち込んでないか調べられるわけです。前に並んでいた外国の方はキャリーケースの中を隅々まで徹底して調べられていて、ああパラオって厳しいんや、こわいなあ、ってハラハラしてたんですが、いざ出番が回ってくると、さっと終わってしまいました。


あれ?終わり?こんだけ?


それはあまりにも呆気なく、流しそうめんで最後まで誰にもつかまれることのなかった麺の気持ちで、無事に入国することになりました。どうやら日本人ならほとんど顔パスみたいなもんらしいです。


実はパラオは親日国と呼ばれる国で、日本人を慕ってくれているわけです。昔の日本人たちから受けた恩をこうして今まで脈々と受け継ぎ、何も知らない僕のような現代人にまで返してくれています。不思議ですね。僕は何も知らないのに、向こうは全部覚えている。あんときゃありがとうって優しくしてくれる。いったいどんなことが日本とパラオの間にあったのでしょうか。


そう!今回の旅は、学校では教えてくれない日本とパラオの秘密を知る旅なのです!



空港からツアーバスでホテルに移動しようってなことで、バスに乗り込んでビックリ、あまりにも異様すぎて乗り込むまで気づきませんでした。なんとなんと、日本のバスではあ〜りませんか。吊り革がある。優先席がある。「止まります」ボタンがある。目的地はホテルじゃなくて『海老名』!?おいおいおいと止める間もなくバスは走り出しました。本当にホテルに着くんだろうなという思いと裏腹に。


この時は真っ暗な夜中で分からなかったのですが、パラオでは日本の中古車がたくさん使われています。右側通行の道路で日本車は難しそうですが、パラオの人にとってはこれが当たり前のようです。


【パラオ共和国について】

不思議な不思議なパラオ共和国について、ここで少し説明します。パラオは日本から真南、フィリピンの真東に位置する島国です。

広さ:屋久島くらい。屋久島行きたい。


首都:マルキョク州マルキョク、ンゲルルムッド集落。2006年にコロール州コロールから遷都された。ンゲルルムッド!って口に出して言いたくなるし、しりとり強くなる。


公用語:パラオ語、英語。州によっては公用語が違う。なんとアンガウル州は日本語。

パラオはアメリカから1994年に独立しました。おやおや、あの1994年ですね。この年といえば、もちろんみなさんご存知だとは(略)


ホテルに着くと、美しい朝日が海を照らし始めていました。あらためて南国に来たんだなあとしみじみする前に、さっそく探検へ。

道路は日本車が行き交っています。ナンバープレートは後ろだけで、前には付いていません。なんというか車のすっぴんを見ちまったような感じです。トラックの荷台にはパラオの人が乗り合わせています。これもパラオではよくある光景なのでしょう。

信号が全然ないのと、犬やニワトリが放し飼いにされているのは、さすがに恐かったです。狂犬病はパラオで確認されていないそうですが、それでも用心のため、近づかない方が良いでしょう。


脇道にそれるとすぐにトロピカルな風景が現れました。民家ではよくバナナやパイナップルやノニなんかが栽培されています。ザ・南国。日差しもだんだん強くなってきました。紫外線は日本の4~7倍だそうです。

首にカメラをぶら下げて歩いていると「シャシン!シャシン!」とパラオの人が声をかけて来ます。こんなふうに日本語で話しかけてくるパラオの人も多いです。

ひと通りホテルの周りをグルっと回って気付いたのは日本語の看板の多さ。「パラオのおみやげ」「和食とワイン」「YASUI STORE」「おいしらめん」。たぶん「おいしいらーめん」て言いたかったんでしょうね。ちょっとお茶目なのもあります。


【不思議なパラオ語】

パラオには、このように日本語があふれています。日本語からパラオ語になったものもあるので、いくつか紹介します。

【エモンカケ】…ハンガー

【マナイタ】…まな板

【ベントー】…弁当

【アリガトウ】…ありがとう

【ダイジョーブ】…どういたしまして

【アジダイジョーブ】…美味しい

【アイコデショ!】…じゃんけんぽん!

【アツイネ】…暑いね

【ツカレナオース】…飲み行こうよ

【アサヒ】…ビール

【ショウトーツ!】…乾杯!


めちゃくちゃ日本語ですね。なんでもパラオ語の2割が日本語由来とのこと。どうしてこうなった。次回はその謎に迫っていくので、よろしくお願いします。

それでは、ここまで読んでくれたみなさんありがとうございました!

スーラン!

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